【最新情報】今話題の「Workaway」とは?魅力と注意点を経験者が解説します!
こんにちは!世界一周をしているときにWorkawayを使って旅していたkoheiです。
世界一周や長期の海外旅行には、多額の予算が必要です。
移動にかかる費用はもちろんのこと、長期となると宿泊費や食費がかさみます。
とはいえ異国の地で安くてよくわからない食事をずっと続けることも、安宿に宿泊し続けることもストレスを感じるようになるでしょう。
そんな節約しながら海外を旅する人の裏ワザが、宿の住み込みボランティアでした。金銭が発生しないため観光ビザで働いてお金をセーブできるため、世界中の旅人が宿で働きたがっています。これを英語”Work-in-Exchange”といいます。
そんなWork-in-Exchangeですが、最近ではもっと手軽に、もっと色々な場所でできるようになりました。
2019年現在住み込みアルバイトの様子はどうなっているのかお伝えします。
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Workawayとは?話題のプラットフォームを紹介
これまで宿の住み込みボランティアの情報は口コミかローカルの掲示板で手に入れることが一般的でした。「住み込みボランティアをしていたけど、帰国するから私の後を継がない?」「あの宿はいまスタッフを募集しているらしいよ」といった具合です。
口コミはもちろん、掲示板での情報も現地に渡航して友達を作っている人にしかチャンスが巡ってきません。インターネット上にも情報が出ることはありますが、現地で使われるサイトはそれぞれ違うので、何も知らない日本人がその情報にアクセスするのはかなり難易度が高いです。またそうした情報は貴重なのですぐに枠が埋まってしまいます。
しかし、世界中の”ボランティアを募集している情報を検索できるサービスが登場し、簡単にマッチングすることができるようになりました。それが“Workaway”です。
Workawayはこうしたボランティアと、ボランティアを求める人(=ホスト)を繋ぐマッチングサービスです。世界181ヵ国で展開し、ログインしているアクティブ状態のホストは38000人を超えています。
ホストの検索は登録なしでも可能です。国やキーワードでホストを絞り込むことができ、登録をするとホストにメッセージを送ることができます。ホストが受け入れを許可してくれたら、マッチング完了です。ホストにより条件は違いますが、週に25時間程度ホストのお手伝いをすることで宿泊場所と食事を提供してもらえます。
1年間29USドル、カップル(2人)38USドルがかかりますが、ホテルに1泊するよりも安い料金でタダ宿とタダ飯をゲットできる権利を手に入れることができるので、お得なサービスといえるでしょう。
金銭面だけじゃないWorkawayの魅力
私は旅の費用を抑えるためにWorkawayを始めましたが、金銭面でのメリット以外にも良いことがたくさんありました。特に「観光地巡り」だけでなく「もっとディープな場所を求めている人」にはおすすめできる点が多数あります。
観光ではわからないその地域のリアルを知れる
Workawayのホストは現地に住む地元の人間です。当然ガイドブックに載ってないようなおすすめの場所、お店、その土地ならではの過ごし方を知っています。休みの日にはホストファミリーがドライブに連れて行ってくれたり、スポーツ観戦やナイトクラブなどに一緒に行ったり、自分だけではハードルの高い「地元民のいつもの休日」を肌で感じることができます。
特に食事に関しては面白く、表面的なその国の料理ではないもっと日常的な料理を食べることができます。
日本人も毎日寿司を食べているわけではありません。寿司は観光でも食べられますが、肉じゃがや味噌汁といった家庭料理は現地の人と関われるからこそ食べることができます。
どこの国にも「寿司」にあたる有名な品はありますが、「肉じゃが」にあたる品もまた様々なものがあります。現地だから味わえる家庭料理を楽しみましょう。
また、長く生活していると国柄が出できます。例えばブラジルであれば週6日でパーティーを開き、毎日お酒を飲んで踊っていました。疲れてしまう時もありましたが、そんな陽気な彼らの空気を感じられるのもWorkawayならではです。
コミュニケーションを通じて異国の文化や価値観に触れられるのは一般的な旅行では難しいでしょう。
世界中に友達ができる
Workawayのホストには大きく分けて2種類います。1つはWork-in-Exchangeの延長であるホテルやホステルの経営者で、人手が必要で旅人を募っているホスト。もう1つが子供の面倒や家事をしてくれる人を募集している一般家庭のお父さんやお母さんです。
前者のようなホストは旅人慣れしていることもあり友達のような関係です。また同時期に沢山の旅人を受け入れていることが多く、ボランティア同士も仲良くなることができます。
もちろんお客さんとして宿泊しに来る旅人とも交流する機会はたくさんあるので、広い横のつながりを作ることができるタイプです。世界中の色んな国から集まるボランティアや旅人とワイワイできるのが魅力です。
後者のようなホストの場合はホームステイに近いスタイルになり、「家族の一員」として生活することになります。先ほど紹介した旅人同士の横のつながりとは異なり、家族の閉じたコミュニティに入る、より深い関係になることが多いタイプです。
大変なことも多いですが、別れ際には涙なしにはいられない、そんな経験をすることができます。
どちらのタイプが向いているかは人それぞれですが、どちらもそれぞれ世界中の色々な人と仲良くなることができる点は一緒です。Workawayを通じて「ただ現地で少し話をして連絡先を交換した」でとどまらない深い関係を築くことができます。
外国語の学習ができる
一般的な留学では何十万、何百万円のお金を使って海外生活をします。
Workawayでは大学の講義などはありませんが、無料で外国語を使ってホームステイをしたり、仕事をしたりすることができます。日本ではお金がかかる英会話も、話し放題です。
もちろんホストの国を選べば英語に限らずスペイン語やフランス語などの第三言語の学習も可能です。
私はブラジルでポルトガル語を教わって帰ってきました。
言語を絞ってホストを検索することができるのもWorkawayの特徴です。
必ず確認したいWorkawayの注意点
Workawayは素晴らしいサービスですが、人と人が関わるものなのでトラブルもゼロではありません。考えられるトラブルや注意点をあらかじめ把握しておきましょう。
注意点①英語力はある程度必要
基本的にホストとのやり取りは英語です。Workawayのサイトやアプリも2019年6月現在日本語には対応していません。
仕事によっては意思疎通ができないとボランティアを任せられませんし、ホストと良い関係を作れないため、英語で意思を伝えられない方にはWorkawayはおすすめしていません。長期で旅をするのであれば、英語学習に投資してからWorkawayを始めても十分に金銭的にお得になりますので、英語は学んでおいて損はありません。
ただし、「日本語を教えてほしい」というホストもいるため、うまくいけば日本語だけでやりとりできるホストと出会えることもあるので、諦めずに検索してみましょう。
ホストが合わないかもしれない
さまざまなバックグラウンドを持った人と共同生活をすることになるWorkawayでは、人間関係で悩んでしまうこともあります。
日本ではあまりないかもしれませんが、東南アジアでは雇ったお手伝いさんを奴隷のように扱う人がいます。場合によってはWorkawayのボランティアでさえ、「国際交流を楽しむ我が家」のファッションとしてしか扱われないことも。
南米やインドなどでは生活リズムや価値観が全く違うため、一緒に働いていてストレスを感じることもあります。
Workawayのホームページのレビューだけでは判断することができないため、こうした環境で過ごさなくてはならない可能性も考えておきましょう。
※もちろん期限前にチェックアウトして、他のホストの家やホテルに泊まることもできるので、無理はしないように。
都会の仕事は少なめ
Workawayのホストは田舎のアクセスがあまりよくないところにいることが多いです。
そのため行くのが大変だったり、観光には不向きな場所で暮らすことになったりします。
もちろん都会にもホストはたくさんいますが、なかなかマッチングしなかったり、あっても仕事が限定的(観光客向けのホステルが多い)だったりします。
ホームステイをイメージして使う際には都会はハードルが高めです。
Workawayを使って世界をタダ旅しよう
観光地を巡る旅で終わらず、もっと深い経験を得られるWorkaway。
何と言ってもお金をかけずに世界を回れるのが魅力です。
2週間以上の長期旅を考えている人は活用してみてはいかがでしょうか。