休学して本当の自分を知る!同志社大学を休学し、タイの人材会社で海外インターンをしているヒカルさんの休学体験談

休学と海外インターン費用:大学休学費12万円(1年間)+タイでの生活費10万円−インターンの給料8万円=月2万円

-略歴-

①在学中

2018年8月〜2018年12月 フィンランド留学(在学交換留学)

2019年1月〜2019年1月 ドイツ留学(冬期プログラム参加)

➁休学中

2019年3月〜2020年2月 バンコクにて長期海外インターン(休学)

初めまして!現在休学をして海外インターンをしている、同志社大学北川ひかるともうします。

僕がインターンを開始して、ちょうど4ヶ月が経とうとしています。

今回は少しでも「休学×海外インターン」という選択肢を知っていただきたく、記事執筆をしています。この記事が、誰かの一歩を後押し出来れば幸いです。

山奥で育った僕が京都という都会で感じた未知なる可能性

僕は滋賀県の山奥で育ちました。緑が生い茂り、川が澄んだ綺麗なところです。一方、人の数は減少して、今となっては「過疎地域」とも言えます。幼稚園から中学校まで、ほとんどクラス替えもなく長閑な生活を送っていました。

変化があったのは高校時代です。高校1年生の担任の先生が英語教師というのもあって、英語の面白さに魅了され、海外番組を見漁るようになりました。

大学生になって、初めて京都という地に足を踏み入れ、そこに根を下ろします。初めて見る物や人の数に圧倒されながら、自分の知っていたものがどれほど狭いものだったのか、ちっぽけだったのか、同じ国にいながらも軽い「カルチャーショック」を受けたのを、今でも覚えています。

そんなある日、僕は数あるサークルのビラの中から「京都観光案内サークル」というものを見つけました。それが今の僕に「留学」や「休学」という選択肢を与えてくれるとは知る由もありませんでした。

休学前に行った観光ガイドを通じて知った自分の英語力の低さ


先述のサークルに所属し、僕は晴れて「ガイド」として外国人に京都を案内することになります。英語はもともと好きだったのですが、外国人と話すという機会はほぼ0に近く、最初は不安80%、期待20%くらいの心境でした。

初ガイドはイスラエル人。2時間の事前準備も虚しく、訛りが強烈すぎて、お互いがお互いの言っていることを理解できないまま終わってしまいました。

少しの挫折の後、伝わらなかった悔しさをバネに、僕は必死で英語を勉強しました。いくら単語を知っていても、発音のせいで伝えられないなんてもったいない、僕はより多くの外国人と触れ合うことで「伝わる発音」「英語っぽいイントネーション」を感覚的に覚えました。

さらに語彙力を増やすために、月一冊「The Little Prince」や「And Then There Were None」等の名作洋書を読みこみ、シャドゥイングをすることでインプット・アウトプットを行いました。

その甲斐もあってか、英語自体に対する嫌悪感は消え、僕の努力対象は「英語学習」から「英語を使っていかに楽しんでもらうか」という段階になりました。

ガイドでは毎回新しいことに気付かされました。僕は、アメリカ人やイギリス人はもちろんのこと、オランダ人、スウェーデン、フィリピン等、大学2年間で20カ国、計100名以上の人と交流しました。


交流しているうちに、知れば知るほど世界が身近なものとなり、自分の中の「あたりまえ」が壊れては形づくられていきました。

例えば、日本の真裏にあたる南米ベネズエラでは、日本の昭和アニメが現在進行形で流行っていたり、高福祉社会で名高いデンマークでは、移民問題が深刻化していたり、ニュースだけでは知る由もなかったら情報をリアルタイムで知ることができました。

又、なぜ、彼らがその考えに至ったのか、何が彼・彼女らをそうせしめたのか、単なる文化の違いという「事実」から根源的な「概念」まで色々なことを学びました。例えば、フィンランド人の多くはギャップイヤーをとることや浪人することにあまり抵抗がないです。

要因は様々ですが、僕のガイドしたフィンランド人は「Sisu」があるからだと教えてくれました。Sisuとはつまり「どんなに辛くても諦めない心・耐える力」を意味します。日本人にも和の心があるように、フィンランド人にはSisuがあります。

目には見えない概念さえも直接話すことで知り、肌で感じることができました。留学や休学前に知った、これら経験としての宝物は、僕の意思決定に多いに影響しています。

2度の留学と休学をして海外インターンを行った


上記の経験から、海外に興味を持つようになり、フィンランド4ヶ月とドイツ1ヶ月での2カ国で留学を行い、その後休学し海外インターンを行いました。

一カ国目はフィンランドに留学しました。

期間としては4ヶ月です。1年間の留学を行うと、単位の関係で、どうしても留年せざるを得なくなってしまう制度だったためです。

フィンランド留学の中では、人生で初めての海外で、毎日新しい人に会い、大小様々な気づきがありました。

色々な国の人と交流する中で「自分が本当にしたいことは何か」「このまま就活に挑んで後悔しないか」等々、色々な疑問が湧き上がりました。

その中で「海外インターン」を視野に入れ始めるようになりました。

しかし、僕には2つの大きな問題がありました。お金とビザです。ヨーロッパで働きたかった僕は、当初ヨーロッパを中心に有給でインターンシップができる場所を探しましたが、ヨーロッパの多くの会社は、インターン生にお金を払うという制度がありませんでした。

更にEU加盟国圏内ではない日本にとって、EUで働くということはビザの関係上でも難しいことがわかりました。

ですので、なかなかインターンが決まらず、もともとドイツで留学する前にインターンを決めたいと思っていたのですが、決めることが出来ないままドイツでの留学が始まりました。

EUの組織とEUの法律について学びました。レベルの高い学生たちとレベルの高い講義の内容の影響で、自分の力不足を知り、ドイツでの留学は海外インターンへの一歩を後押ししてくれました。

そして、ドイツ留学の中盤、僕はたまたまサークルの先輩が一年前ライングループに貼ってくださった海外インターンについて、ふと思い出しました。

その中で、インターンが「インターン生の主体性に応じて業務内容は様々」という内容で募集していたため、2度の留学で成長した自分を試すべく、インターン応募に至りました。

また、2度の留学を終えた自分は、長い人生の中、1年や2年なんて誤差の範疇だと思うようになっていました。

将来、今の自分を振り返った時に、休学しておいて良かったと思えることが、人生という観点においては大切なのではないか、そう思うようになったのです。

ビザの手続きと大学への休学届けはこの時に出しました。

タイの人材会社で働く僕が学んだこと


学んだことはたくさんありました。例えば英語について、ガイドや留学をしていたのだから英語は話せるだろう、と思われる方も多いかもしれませんが、日本語の話し言葉とビジネス言葉が違うように英語でもその2つには大きな乖離があります。

身近なところでいうと「総務部」や「請求書」これらを聞いて、瞬時に英語に出来る大学生は少ないです。そもそも日本語でも日常的に使わないこれらの単語は、学生にとって知らなくて当然と言えます。

つまり、日本語でも本当の意味で「知っている」ことと「知った気になっている」ことがあります。英語なら尚更です。正直TOEICという試験を全く勉強してこなかったのが、ここで仇となってしまったと言わざるを得ません。なぜなら、TOEICはビジネスに特化した英語能力試験だからです。

加えて「主体性」「タスク管理能力」「タフネス」の重要性も感じました。僕の業務はコンサルタントの補助から新規ブログ開設、インターン採用など幅広いです。

特にブログ立ち上げ等のマーケティングに関しては僕を中心に行なっているため、隙間時間をいかに効率的に使い、色々な人を巻き込んでいけるか、が鍵となっています。

元々0からのスタートであり、会社側も「できればbetter」くらいの心持ちなのですが、僕の性分として、絶対に帰るまでに成功させるつもりです。

休学して本当の自分を知る


「海外で働く」ことで、僕はより深く自分について知れたと思います。例えば僕は「海外」ならなんでも良い・どこでも良いと思っていましたが、本当は違いました。

僕が本当に好きなのは、海外という「場所」ではなく「言語」や「異文化を感じること」なのかもしれないということです。

本当に好きなことに気づけました。心からワクワクすることが何なのか、難しい理論や理屈を抜きにして、僕が根源的に「好き」と感じるものについて知りました。

将来なりたい大人を見つけました。人生に正解はないのだけれど、ロールモデルにしたいと思える人がいました。

僕は「あなた」が「休学」をして誰と出会い、何に気づくか分かりません。あなたにも分からないでしょうし、誰にも分からないことです。

しかし、少なくとも僕が言えることは、長い人生の中で半年や一年「休学」したところで、それはマイナスにはならない、ということです。

悲しいことに、日本にはギャップイヤーという制度がなく、休学することが危険という風潮さえあります。

しかし、その考えは間違っているのではないかと思います。休学を通して、本当の自分を知ることで、長期のスパンで見たときに最良の選択をすることができる可能性があがるからです。

少なくとも今、僕は「休学して良かった」と言えます。最後に僕の好きな名言をご紹介します。未来は分からないので、ポジティブに生きましょう‼︎

“先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。何かを信じ続けることだ。直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。

この手法が私を裏切ったことは一度もなく、そして私の人生に大きな違いをもたらした。”

 

-Steve Jobs-