就活であなたは必ず学歴差別を受ける。ノースキル学生が学歴フィルターを突破する秘儀|トイアンナ氏寄稿

著者のプロフィール

トイアンナ

大学を卒業後、外資系企業にて約4年勤務。600人以上の人生相談を受けた実績を基に独立。現在は「就職・転職」「女性の生き方」の領域を中心にライター、コーチング、マーケティングと広く活動中。ブログ『トイアンナのぐだぐだ』は月間50万PVを記録

今回、学歴フィルターとそれをMARCH以下のノースキル文系学生が学歴フィルターをどのように突破することができるのか、という点について、外資系企業にて約4年勤務、その後独立しライター、コーチング、マーケティングと広く活動しているトイアンナ氏に寄稿していただきました。

就活であなたは必ず学歴差別を受ける。ノースキル学生が学歴フィルターを突破する秘儀

「弊社は優秀な学生を採用します。具体的には旧帝国大学、一橋、東京理科、東工、早慶、上智、ICUです。これら以外の方は幹部候補職へ採用いたしませんので、どうぞご理解ください」

某小売メーカーの説明会で流れたアナウンスに会場はざわついた。聞けばその企業は学歴で採用を2種に分けているという。経営企画や営業部長として本社で幹部になれる者と、一生店舗でスタッフとして働く者。

差別は肩書だけではない。店舗スタッフは昇給しても年収300万円台だが、幹部候補生は3年目から本社配属となる。幹部は出世次第で年収3,000万円も夢ではない。MARCHや日東駒専の学生は採用試験の前から「一生店舗スタッフで年収300万円」と宣告されたのである。

あまりの事実に怒って途中退室する学生もいた。だが、こういう企業はまだ優しい方である。ほとんどの企業は学歴差別をするくせに、公にはしない。SNSに書かれて炎上でもしたら困るからだ。だからもっと巧妙に、あなたは差別される。

裏切られ傷ついても、就活は迫ってくる

大学1年生になった時点で、入れない企業は決まっている。その事実は就活解禁まで伏せられている。

慶應や阪大の友達が空席たっぷりの説明会へ参加できるのに、自分はなぜか「満席」表示となっている。面接で「よくこの学歴で弊社へ挑んだね」と笑われる。

あるMARCHの学生はこう述べた。

「裏切られました。就職に学歴差別があるなら高校時代に教えてほしかった。そしたら何浪してでも絶対早慶を目指したのに」

だが、絶望することはない。今からでも学歴フィルターを乗り越える技を手に入れられるからだ。

学歴フィルターはある。だが逆転できる

まず、企業の学歴フィルターの実態と向き合おう。下の画像はトップ企業2社の採用分布をおおまかに示したものだ。

学歴主義の強い企業では、内定者の過半数が東大・京大生や海外大卒となる。応募者が多すぎて学歴で人数を減らさざるを得ない業界に多い分布である。

MARCH・関関同立の学生は就活スタート直後、知名度の高いメーカーやインフラを選ぶ傾向にある。ガス、電力は特に「早慶で宴会担当」と言われるほど学歴主義が強い。

三菱商事を始めとする商社は出世競争こそ差別は少ないものの、「大学名×体育会」枠で4割ほど採用されるため、MARCH・関関同立層はおろか、非体育会の早慶生にとっても狭き門である。

結果、MARCH・関関同立層は「優秀でも」大手ベンチャーや大手企業の子会社へ内定するのが一般的だ。

さらに俗にFランと言われる下位大学の学生達は中小企業へ就職し、どこであれ「就職する」ことがゴールとなる。運がよければ隠れた優良企業に巡り合えるだろう。

だが多くは就活当初望んでいた「大手で知名度が高い企業」ではなく、「就活当初は考えもしなかった不人気な業界」や「全く名前の知られていない中小企業」で働くことになる。

だが、希望を失わないでほしい。図で着目してほしいのは最下部の「その他」である。ほとんどのトップ企業では、若干名の「その他」枠を用意しており、学歴にとらわれず優秀な学生を採用しようと考える。

今の学歴で何も対策しなければその他枠での採用は見込めないが、就活へ真剣に取り組めばこの学歴「その他」枠で内定を勝ち取れるのだ。

学歴フィルターを突破するため身に着けるべき3つの要素

では、学歴フィルターを乗り越えるほどの経験とはなにか。答えは3つある。

英語力

一流企業において英語力はもはや「持っていて当たり前」のスキルとなった。公式に「TOEIC LRを〇点取るように」と発表している企業もある。TOEIC LRスコアがなくとも、英語面接や筆記試験で実力を測るところも多い。

これまで数百名の就活生に指導させていただいた筆者の経験から申し上げると、一流日系企業でTOEIC LR 750点、外資系企業なら800点は最低でも必要だ。まずはこれくらいの英語力を目指し、必死で英語力を磨こう。

東大生の平均TOEICスコアが690点なので、(参照:東大生協のTOEFLスコアからTOEIC LRへ換算:http://www.utcoop.or.jp/start/pdf/pdf_english01.pdf

TOEIC LR 750点を超えれば一歩リードすることもできる。英語力を測るのにTOEIC LRは不十分という批判もあるが、他の試験は未だ知名度が低いため就活対策で受けるならTOEIC LRをおすすめしたい。

チームワーク経験

会社で仕事をするなら、そのほとんどはチームワークとなる。だから面接では「挫折体験」「リーダーシップを発揮したことは?」など集団であなたがどのような価値を発揮できるかが問われる。

アルバイト、大学の少人数授業、体育会などですでにエピソードが大量にあるなら問題ないが、そうでないからこそ学歴フィルターの存在をこの記事で知ったのではないだろうか。

チームワークは「苦しい状況下で一致団結して乗り越えた経験」が一番実際の仕事に近いので望ましい。具体的にはこういった経験を積もう。

  • 留学先で日本語が通じない相手と組んで成果を挙げる
  • 厳しいノルマのあるアルバイトで期待以上の数字を出す

逆に、下記のような経験は就活の「チームワーク」からかけ離れるため望ましくない。就活生のエントリーシートにはよく記入されているが、地雷エピソードとして避けよう。

  • 個人で日本一周旅行を実行するなど、孤独な成果

それ自体は素晴らしい経験だが、ビジネス上でどうあなたが活躍できるかわからないため情報不足。

  • 1週間の留学経験など付け焼刃だと思われやすいもの

とてつもない成果を短期間で上げるのは難しく、成果が小さくなりやすいため。また、留学初期は英語ができず日本人で固まりやすい。日本人と仲良くしただけで留学が終わるリスクがある。

  • 恋愛など誰でも頑張りたくなることの成果

誰でも頑張れることを「苦労したこと、頑張ったこと」として語っても成果と思ってもらいにくい。「街で女性1,000人へ声をかけました」など極端な努力をしない限りはビジネスで「つらい状況でも耐えられるか」の参考資料とならない。

たとえば留学経験ひとつとっても「グループLINEを作り、全員で毎日朝活をした結果全員のTOEIC平均点が700点を超えた」話はチームワークとして望ましいが、「毎日1時間勉強して英検1級を取った」話題では情報不足である。

留学、アルバイト、学業など休学中に取り組んだことは、すべてチームワークを発揮したエピソードになる方向へ努力しよう。具体的にノースキル文系学生向けのプランを組んでいる語学学校もある。一念発起したい学生にはうってつけだ。

仕事上で役立つスキル1つ

英語力よし、チームワークよし……だが、これらは就活にそなえてきた高学歴層が当たり前に準備してくる。ノースキル学生が学歴フィルターの一発逆転を狙うなら、”プラスアルファ”が求められる。これまで指導してきた学生が持っていた”プラスアルファ”の例をご覧いただこう。

  • 第二外国語
  • 簿記検定・Excelマクロなど実務能力
  • 海外で正社員としての就労経験
  • 3時間睡眠でメンタル病まず1カ月働ける体力
  • 習い事教室規模でもよいので起業経験

英語力、チームワーク、そしてプラスアルファの能力まで備わった大学生に勝てるトップ学生はそういない。ここまで取り組めば、学歴フィルターは突破できる。

仮に一流企業へ就職できなくても、あなたはすでに個人事業主として働けるくらいのスキルを持つことになる。

休学という選択肢

ノースキル学生がこれらを在学中に達成するのは難しい面もあるだろう。だからあえて休学することも勧めたい。休学にはネガティブな響きがつきまとうが、そもそも高学歴層には1〜2浪している人も多い。

もしあなたが現役入学生なら、2年程度は休学で遅れても就活で大きなマイナスとならない。大事なのは休学の有無より、その間になにを成すかである。

1年の休学で3つの要素をそろえるのは簡単ではないだろう。だが、格安の語学学校サウスピークをはじめ「留学しながらチームワークを築ける」場所はいくつもある。あとは残り1つの「プラスアルファ」を考えるだけでいい。

学歴という運命を変えられるのは今がラストチャンスだ。あなたの未来に、内定あれ。

この寄稿記事に引き続き、トイアンナさんにインタビューを行い、更に就活についてのお話を伺ってきました!

【トイアンナさんインタビュー記事】
第1弾:「何者にもなれない」惨めすぎるノースキル大学生の末路と、そんな将来を迎えないための方法.
第2弾:「就活において文学部は不利」文学部が就活で失敗する理由と、そうならないための方法

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