
こんにちは、休学ラボのハジメです!
学生生活にも慣れてきた大学1,2年生、キャリアに不安を感じ始めている就活中の大学3,4年生。
「ダラダラと過ごしてきてしまった学生生活、本当にこのままでいいのだろうか?」
「とりあえず、周りもやっているしインターンでもしてみようか…」
と悩みはじめている大学生は多いと思います。そこで、
大学生時代に留年を経験し、その後NTTデータや、リクルート、LINEなどの数々の企業で働かれていた経験を持ち、現在は株式会社ZOZOの執行役員でコミュニケーションデザイン室長をされている田端信太郎さんにお話を伺ってきました!

休学ラボは、悶々としている大学生に対して、思い切って留年や休学をし、留学やインターンを経験して自分のキャリアの武器を作ることを提案しているメディアです。

休学ラボでは主に、僕が休学中に経験した「フィリピン留学」や「海外インターン」という選択肢を勧めていますが、田端さんはこの選択肢についてどうお考えになりますか?
企業が用意している留学やインターンは意味がない!?

いや、やらないよりはマシだと思うんだけど、でもやっぱり本質的にはそういうの意味ないと思うんですよ。
企業側がそういうのを用意していて、そこで働いた風な経験を得るというのは、はっきり言って意味がない
留学やインターンってそれ自体がサービス化していて、用意されているものなんですよね。
だから、社会に出て実際に働く時のマインドや動き方が身につかないし、誰がやっても同じ仕事しかできない。
要は留学生やインターン生って「お客さま」なんだよね。
でも、社会人として働くっていうのは、「お客さま」から「サービス提供者」になるってことでしょ?用意されたものをこなしているうちはお客さまじゃん。
そう考えたときに、企業が用意したインターンなどのサービスを受け取る側にまわるんじゃなくて、自分でそれを作り出していける人材のほうが間違いなく良いよね。
成功するビジネスパーソンになるってのはそういう心構えを持つことじゃないですか。
だから留学やインターンは、キャリアの武器を身につけるという点において本質的に意味ないなって思うんだよね。
田端さんはどういう学生を評価するの?

では、田端さんは学生の面接官をされることも多いと思うんですけど、どういう学生を評価するのでしょうか?
僕が評価するのは、既存の枠組みにとらわれないで「自分で仕事や枠組みを作る」ことができそうな学生。
なぜかというと、ビジネスで一番価値が大きいのは、与えられた枠組みの中で大きな成果を出すことじゃなくて、枠組みそのものを作ることなんだよね。
ふわっとしてるのでもう少し詳しく聞いていいですか?
例えば、JリーグでNo.1の選手よりも、Jリーグを創った人の方が圧倒的にすごい。
でも、「自分で仕事や枠組みを作る」ことができそうな学生って、どういうポイントで見極めてるんですか?
それはもう「ゼロから自分で考えて行動しているのか」っていうところに尽きるかな。
その人がいかに自分でレールを敷ける人材なのか、他人から与えられたレールだけを歩いてる人ではないか、というところ見てる。
そういう意味では、企業が用意した留学やインターンなんてまさに他人に敷かれたレールじゃん。だから意味ないなって思うんだよ。
(こんなに意味ないって言われたこと初めてだ・・・)
本当に留学やインターンは意味がないのか?

何も反論できないのですが、そんなに留学やインターンって意味ないですか・・・?
「やりたいことが見つかった時のためにとりあえず力をつけておく」という考え方は全然あり。
あとは、インターンでも用意されたものに応募するのではなく、募集していない会社でもどうしても働いてみたいから社長のTwitterにリプライしてみるとか、返信が来なかったら会社まで行って出待ちするとか。
そういう行動は、自分でレールを敷いているなと思う。
そして、これはインターンするかどうかに関係ないけど、ちゃんとオープンなマーケットに自分をさらしたほうがいいね。
結局自分にどれくらいのポテンシャルがあるのかは、真剣勝負してみないとわからないから。
たしかに何気ない投稿が予想以上の反響を集めてインフルエンサーになる大学生とかいます。
くつざわさんなんてまさにそんな感じだったね。本人も想像していなかったと思う。
学生はすぐにサークルだとかゼミだとか内輪にこもりがちなんですよ。国際レベルの学会とかはまた変わってくるんでしょうけど、多くの大学生はそういったものに参加できないし、しないわけです。
例えば、インターンでも、インターン先の企業に自らSNSのプロモーションを提案してフォロワーを1万人にしたら、それはもう立派な実績ですよね?
そして、就職活動で「御社の公式アカウントの運用うまくいってないようですね。私だったらこんな感じのプロモーションツイートができます。140文字考えてきたんですけどどうですか?」みたいなことが実績と一緒に叩きつけることができるんですよ。
僕も就職活動では、このメディアを立ち上げて伸ばせたことを企業に評価してもらえることは多かったです。
そうそう。そうやってマーケットに自分をさらしましょう。
ただ、留学やインターンをするだけでなく、そこからマーケットに自分をさらすと本当の意味で力もつくから。
休学した学生はどのように評価するのか?

ちなみに、休学と似たような選択肢として留年や中退もあると思いますが、どういう見方をされますか?
留年は自分の意思がなくてもできてしまうけど、休学って自分の意思がないとできない。親や先生から言われてするものじゃない。
僕も統計学の単位を落としてしまって留年してしまった身で、当時は何も考えないで留年してしまったから笑。
そういう意味では、休学は「自分で考えた」というシグナリングをもたせることができて、留年などよりも良い選択肢だと思います。
中退も同じだよね。堀江貴文さんとかも東大中退だし。そこには意思があると思う。
ですが、中退はリスクを取りすぎなんですよ。やりたいことが何もわからない人が取るような選択肢ではない。
たまに「とりあえず中退した!」といった人もいますけど、1人のサラリーマンからみたら正直、馬鹿なんじゃないかなと思う。
だってせっかく「休学」というノーコストで手に入る保険があるんだから取っておけば良いのに、取る必要のないリスクとってどうするの?って思っちゃう。
休学費用が無料の国立大学もあるわけで、1つも休学するリスクがないわけじゃないですか。ちなみに、今大学ってどれくらいの期間休学できるんですか?

ノーリスクでなんでもチャレンジできる期間が4年もあるんだったら、なんでもできるし最高じゃないですか。
いままで「休学」は選択肢の1つに過ぎないと話してきましたが、実際そういうのを聞くと価値あるなと考えさせられますね。というのも「学生」というカードを持ちながら何にでもトライできるわけです。
例えばスタートアップやるなら、普通の社長より「学生社長」のほうが錯覚資産として使えるわけじゃないですか。そう考えると、フリーランチがあるので取らないわけにはいかないと思いますw
まとめ
今回は、田端さんから「休学含め、インターンや留学は選択肢の1つに過ぎない、好きなことをやれば?」というお話をいただくことができました。
田端さんがおっしゃった通り、休学はノーリスクで自分のやりたいことをやれる期間です。その期間を利用して、自分から動き出し好きなことを始めることができれば企業からも評価される休学にできるのではないでしょうか。
しかし、特にやりたいこと、好きなことがわからない学生に「好きなことをやれば?」と言っても誰も動き出せません。そんな学生は、たくさん失敗&成功体験を繰り返して、すこしづつ見つけていくしか無いと考えています。
その正解の1つとして、僕は「フィリピン留学→海外インターン」を提案しています。
「まだやりたいことがない」「田端さんのいうようにマーケットに自分をさらす自信がない」という学生は、ぜひフィリピン留学や海外インターンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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