【20卒向け】大企業内定者が語る、誰でもわかる業界研究のやり方とコツ

 

20卒の皆さん、こんにちは。春から某総合商社で働く予定のTedです。

就職活動に向けて、早くに動き出している皆さんは、もう既に夏インターンの選考に入っている頃でしょうか。

もし夏インターン選考が順調でなければ、この記事でしっかり業界研究のやり方を学び、より多くの企業のインターンに申し込みましょう。

「まだ就職活動なんて、そもそもやってないよ」という方は、はっきり言って出遅れています。

部活やサークルで忙しいことから、インターン等のイベント参加は難しいかもしれません。しかし、そんな方こそ、スマホをいじる時間があれば、業界研就職活動を始めましょう。

業界研究って何で重要?


業界研究が就職活動において重要な理由として、主に2つの理由があります。

1つは、視野を広げるためです。皆さんは日本にある企業数をご存知でしょうか。

経済産業省によると、日本には420万もの企業があります。そのうち、いわゆる大企業は0.1%、つまり1.2万社しかありません。

そして、以前の記事でも記述した通り、大企業の求人数は、その年の大卒人数の0.39倍しかありません。

従って、誰もが知っているような企業だけを対象に就職活動を行うことは、非常にリスキーかつ、視野が狭い選択となってしまうのです。

私の周りでも、7月現在、未だ内定を持っていない知人が複数名います。彼らの共通点としては、業界研究をおろそかにし、大手企業ばかりを受けていたという点がありました。

逆に、内定を早期に獲得している学生の多くは、沢山の業界や企業に精通している傾向が、肌感覚としてあります。

2つ目は、面接対策に不可欠だからです。

面接において、以下の質問をされることが度々ありました。

「なんで、競合他社の~社じゃなくて、うちなの?」

という質問です。

その際に、業界研究や企業研究をしっかり行っていれば、「~社と御社を比較した際に、御社はブラジルに強みを持っています。私はブラジルで~をしたいという目標があります。」といったような切り返しができますが、業界研究を怠った場合、この質問に答えられません。

そして、答えられない場合は、面接官は以下の様に判断します。

「この学生は、下調べも十分にしないでうちを志望しているのか。。。」

以上2点の理由より、今後の就職活動を有利に進めるために、業界研究は不可欠なのです。

よって、この記事では業界研究を行うための、いくつかの方法をご紹介します。

本を使う業界研究

以下でご紹介する業界研究本については、最低1冊は、目を通すようにしてください。

本を使う最大のメリットとして、「どの企業にも肩入れしていない」という点が挙げられます。基本的に、人材会社の情報は、企業が人材会社にお金を支払って、企業に都合の良いことを書かせるようにしています。

しかし、業界研究本については、どの企業についても、淡々と事実を述べているので、中立的な視点で企業を評価することが出来ます。

「会社四季報」業界地図 2018年版

表紙にも書いてある通り、「176業界」という、非常に細かく分類がなされています。よって、今まで自分が全く知らなかった業界についても、視野を広げることができます。

文字だけでなく、図なども非常に多く、業界内における会社の立ち位置なども非常に理解しやすいです。初めての業界研究を行う人にはもってこいの1冊です。

私自身も、業界研究はこの1冊から始めました。

就職四季報 企業研究・インターンシップ版 2020年版


この本は2段階で構成されています。1つ目は業界研究のやり方について、2つ目は1000件以上の企業についての情報です。紹介企業数も圧倒的に多いことや、インターンの情報などについても、網羅されていることから、実用性が非常に高い1冊です。

インターネットを使う業界研究

大前提として、基本的にインターネットの情報は半信半疑で見てください。

何故ならば、前述した通り、インターネットの情報は企業の息がかかったものも多くあり、誇張なども少なくありません。また、誰が書いたものか、特定できないものも数多くあります。中には、競合他社にとって、悪い情報を流している場合もあります。

しかし、企業についての良い面だけでなく、厳しい面についての情報も載っているので、企業を多面的に知るためには便利なツールです。

以上の点を踏まえて、以下3種類のウェブサービスをお勧めします。

リクナビマイナビ

度々「どっちが良いの?」という質問を受けますが、はっきり言ってどっちでもいいです。

もし迷ったら、どっちも登録してください。

現在多くの企業では、エントリーシートやウェブテスト受験の為に、マイページというものを用意しています。通常であれば、各企業ごとに、マイページのIDとパスワードが発行されるので、沢山の情報を管理しなければなりません。

しかし、リクナビやマイナビに登録していれば、大半の企業において、それらのパスワードを用いて、マイページにログインすることが可能です。

業界研究について言えば、両者とも、勤務地や会社の規模など、細かい条件を指定して、企業を探すことができるので、業界研究には非常に最適です。また、中小企業や地方の企業の求人を出している場合も多いので、日本全国の企業と巡り合うことができます。

Twitter

信憑性はかなり薄いですが、一応使っていました。何故ならば、興味のある業界にいる社員をフォローすることで、その業界の現場についての情報を得ることが可能だからです。

会社や日々の仕事についての愚痴も書いてあるアカウントも多くあり、リアルタイムで業界の課題等を理解することができます。

Vokers

社員が企業についての口コミをアップするという、全く新しいタイプのサービスです。

無料閲覧できる数には限りがありますが、年収や福利厚生なども詳細に投稿されています。私自身も、OB訪問や説明会などで、社員に直接聞きにくい情報などは、このようなサービスを利用して調べていました。

合同説明会を使った業界研究

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合同説明会に関しては、もはや説明不要であると思います。所謂、東京ビッグサイトなどの展示場で、企業がそれぞれブースを設けて、自社について説明するイベントです。

また、合同説明会についてですが、既に行きたい業界があり、最低30社程度のエントリー候補があって、選考が順調の場合は、夏に関しては、行かなくても良いです。

仮に、これから初めて行く場合でも、4回ぐらいで良いです。

夏インターン用に1回、秋インターン用に1回、冬インターン用に1回、本選考用に1回という風に、私自身はしていました。

各シーズン1回にした理由は2つあります。

1つ目は、参加企業が重複する場合が多いからです。異なる企業が運営する合同説明会でも、参加企業の大半が一緒だったというケースがあります。

とりあえず足を動かして満足感に浸るぐらいであれば、家にこもってエントリーシートを書いている方が、よっぽど生産的です。

2つ目は、シーズンごとに、ブースを出している企業が異なるからです。夏の時点では、外資系企業が多くブースを出しています。秋の時点で、日系大手企業がブースを出し始めます。冬には、ウィーターインターン告知のために、多くの企業が出し始めます。そして、本選考の季節になれば、大中小問わず、様々な企業と出会うことになります。

合同説明会は視野を広げるためには、これ以上ない最適なツールです。

膨大な数のパンフレットを嫌でも渡されますし、確実に興味のない企業の説明も聞かされることになります。したがって、普段無意識のうちに、自分が選択肢から外しているような企業について知ることが出来ます。

私自身の経験で言えば、合同説明会に参加した際に、ある総合商社のブースに行きましたが、そのブースは満員でした。

そして、しどろもどろしている間に、半ば強制的に、専門商社のブースに案内されました。当時は、全く専門商社に全く興味のなかった私ですが、専門商社の話を聞くにつれ、多くの学びや気づきを得ました。

例えば、専門商社と総合商社の役割の違いや、専門商社ではなく何故、総合商社に行きたいかというものです。そして、後の面接においても、「専門商社じゃなくて、何で総合商社なの?」といったような、両者の比較についての質問もありました。よって、今振り返れば、あの時の合同説明会の経験は非常に有用であったと考えます。

個人的なオススメは、レクミーが開催するレクミーライブや、マイナビが開催するマイナビエキスポなどです。

インターンを使った業界研究

インターンを使った業界研究で調べられることは、以下の2点であると考えます。

1つ目は、競合他社との比較です。インターン中は、営業同行体験や、ベテラン社員からの話を聞く機会も多いことから、現場社員のみが知る競合他社と比較した強みを聞き出すことが出来ます。

2つ目は、会社の雰囲気です。オフィスの環境や社員同士のコミュニケーションの内容には、注意深く気を配ることをオススメします。何故ならば、その場所が、将来自分が働く環境になりうるからです。リクナビNEXTによると、退職理由の多くが、社員同士の人間関係によるものです。

OB訪問を使った業界研究

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正直に申し上げると、業界研究の方法として、OB訪問を利用することはあまりオススメできません。

何故ならば、忙しい社会人にアポイントメントを取って、わざわざ時間を取ってもらうのですから、不勉強のまま、ネットで調べればわかるような情報を、OB訪問でしてしまうことは非常に失礼に当たります。

また、企業によっては、OB訪問に来た学生を評価し、選考における評価材料として用いる場合もあることから、ネットで出回っている「OB訪問は数をこなせば良い」という風説は信じるべきではありません。

しかし、「人」という軸で、就職活動を行っているのであれば、OB訪問は不可欠です。その際には、入念に企業について下調べをし、自らの立てた仮説をぶつけることで、現場社員の生の情報を聞き出してください。

OB訪問の「正しい」やり方について、以前Unistyleで読んだ記事に掲載されていたので、是非こちらをご覧ください

闇雲なOB訪問よさらば!「仮説検証の場」としてのOB訪問方法【事前準備から質問、お礼メール例まで】

まとめ

「持ち駒(選考中の企業)が足らぬ足らぬは、業界研究が足らぬ!」

と私は思うぐらい、大学2年の12月の留学中から業界研究をやり尽くし、現在ではITから農業まで、どのような業界でも志望動機が書けるまでになりました。

業界研究って、そのぐらいやっておくと便利なんです。

もしも、現在部活やサークルが忙しく、業界研究をやる余裕すらない方は、一度休学をして、ゆっくり腰を据えて調べてみることをオススメします。休学中も就職活動はできますよ。

休学中に就活できるのか?その解決策と具体的な方法をまとめた

他にも就活系の記事をいろいろ書かせていただいているので、以下のリンクからご覧ください。

https://noskill.jp/category/jobhunting-specials/

特に、業界研究・企業研究には自己分析が必須なので、以下の記事を参考に、自己分析に取り組んでみてください。

総合商社内定者が教える、内定に近づく自己分析のやり方とコツ