【就活】5大総合商社徹底分析!OB訪問で使える総合商社内定者による企業分析

「やっぱ5大商社行きたい!」

こんにちは、某総合商社内定者のTedです。

就活の季節になると、やっぱり総合商社、特に5大商社は大人気です。合同説明会などに参加しても、商社のブースでは座れないことが当たり前。

しかし、大人気の5大商社ですが、それぞれの企業の特徴を的確に答えられる学生の数は非常に少ないです。

商社の面接でありがちなのは、「なんで(他商社名)じゃなくて、うちなの?」という質問です。

この記事をご覧の皆さんは、是非それぞれの商社の違いを理解し、何故その商社を志望するかを答えられるようになりましょう。

5大商社って何?


そもそも5大商社とは、三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅という、5つの総合商社を指す言葉です。

商社には、専門商社と総合商社が存在します。専門商社と総合商社の違いは、扱う商材の規模です。

専門商社の各社は、それぞれが特化した商材を扱っていることが大半です。例えば、メタルワンなどでは鉄、岩谷産業ではガスや水素に強みを持っています。

しかし、総合商社の場合、商材に関しては幅広く扱っており、インフラ・ICT・資源・穀物・機械。。。。。と、留まることを知りません。

総合商社の手広さに関しては、一長一短です。扱う商材が多いことから、会社としてはリスク分散が可能ですが、現場で働く社員としては、自分がどのようなビジネスに携わるかわからないという、ハラハラドキドキ感が満載です。

よって、総合商社を志望するのであれば、明確に扱いたい商材や、やりたいビジネスを伝えるよりも、「なんでもやれますよ!」というスタンスで面接に臨むのが無難です。

商社の業務は多岐にわたりますが、主な業務はトレーディングと事業投資の2つとなります。

トレーディング

トレーディングとは、売り手と買い手の間に入り、在庫リスクや与信を引き受けることで、費用を得るという仕組みです。

トレーディングの例:近年著しく発展しているA国があります。

とある日本の自動車メーカーは、成長市場であるA国で自社製品を売りたいと考えていますが、自動車メーカーはA国に拠点を持っていません。また、自動車メーカーは、A国で自社の車が売れるかわかりません。A国の現地企業から、代金回収を滞りなく行えた実績もありません。

ここで商社のトレーディングが役割を果たします。

商社はA国で日本の車が売れるか判断し、仮にA国で売れなければ、車が売れるB国やC国で車を販売します。

また、商社はA国で他社の自動車の販売実績があることから、どのような契約を組めば、A国の現地企業から代金が滞りなく回収できるかも熟知しています。

事業投資

事業投資とは将来成長しそうな企業や、自社の既存事業に役立つビジネスに対して、出資を行うことです。自分も就活生時代は、この事業投資に惹かれて商社を志望しました。

事業投資の例:日本のとある自動車メーカーの製品は、A国で人気を博しました。

しかし、A国で自動車を購入できるのは、高所得層のみです。自動車メーカーは、中所得層にもマーケットを広げたいと考えてます

そこで、商社は自動車メーカーの要望に応える為、A国にて、オートファイナンス企業を設立します。

そして、このオートファイナンス企業を通じて、A国の中所得層は、日本の自動車メーカーの製品を、ローンで購入をすることができるようになりました。

事業投資について、より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

『総合商社で投資がしたい』君へ。長いけど読んでくれ。投資業務の理想と現実

総合商社界の優等生、三菱商事

「組織の三菱」と呼ばれるぐらいに、チームワークを遵守する風土があります。

Vokersにおける社員口コミを見る限りでも、「組織の三菱」がヒシヒシと伝わってきます。

オフィスは丸の内にあります。東京駅直結なので、雨の日も濡れる心配がありません。

この間発表されたばかりの2018年期、1Qの決算では、連結純利益が5602億円と、5大商社の中で堂々の第一位。

子会社の数も5大商社1位。色々強すぎて、説明がつかない、総合商社界の優等生です。

他の商社に比べて、「トレーディングから事業投資へ」を最も実践している企業であることから、若手からグループ会社の管理業務なども行っている社員も多いです。

主要子会社には、ローソン、メタルワン、三菱食品等があります。

他の総合商社との違い

・「組織」を非常に重視し、事業投資に積極的に舵を切り出している、業界トップ。

総合商社界の爽やかスポーツマン、三井物産

「人の三井」と呼ばれ、強い個性を持った人材を好む風土があり、社員の多くもそれを自負している様子です。

最近では、元ロッテの田中投手が、プロ野球引退後に入手したのが三井物産ということで、中途採用にも積極的に力を入れています。

オフィスは大手町にあり、大手町駅直結です。

また、「自由闊達」をスローガンにしており、若手からでも積極的に発言する人が好まれる印象があります。

商社の中でも、一早く社内起業制度を導入し、2018年7月には、シニア世代向け音声サービス事業会社を自社ベンチャーとして立ち上げました。OB訪問を通じて感じたのは、「将来は独立して、自分でビジネスがしたい」という方が、特に多い商社でした。

「資源と言えば三井物産」と呼ばれるぐらいに、ポートフォリオにおいて金属資源は1位であり、液化天然ガス輸入などに強みを持っています。有名なプロジェクトで言えば、モザンビークにおける、ナカラ鉄道&資源権益ビジネスなどが挙げられます。

他の総合商社との違い

・金属資源に強みを持ち、起業家精神と強い個性を持った社員が多く集う。

総合商社界の真面目系男子、住友商事

2018年には、オフィスが晴海から大手町に移転する予定の商社です。

また、全社的なテレワーク導入など働き方改革にも積極的であり、ワークライフバランスを実践している印象のある企業です。

「メディアをやりたければ、住商に」ともいわれ、資産ポートフォリオの4分の1を占めるぐらいに、メディア・生活関連等に力を入れています

メディアで言えば、JCOMやショップチャンネルを子会社に収めています。

生活産業で言えば、スーパーで有名なサミットも住友商事の関連会社です。「石橋を叩きすぎて、渡れない」というぐらいに、堅実な社風で知られています。

他の総合商社との違い

・メディア事業に強みを持っている商社、堅実な社風で知られている。働き方改革にも積極的。

総合商社界のムードメーカー系男子、伊藤忠商事

オフィスは外苑前にあります。

岡藤社長の元、急成長を成し遂げ、2016年には三菱商事を凌ぎ、純利益1位に上り詰めるなど、近年5大商社の中でも、特に頭角を現している企業です。

伊藤忠は非資源と中国に強いといわれ、伊藤忠の社員は「野武士集団」呼ばれることが多いです。

非資源と呼ばれる所以として、価格変動の多い資源(例:銅、石油、石炭、LNG)に依存しておらず、他の商社に比べて、事業ポートフォリオも偏りがなく、非常にバランスが取れた経営となっています。

中国事業に関して言えば、タイの華僑系財閥であるCPグループ、香港のコングロマリットCITICとの提携しています。また、中国語人材育成にも積極的であることから、中国関連のビジネスに携わりたければ、伊藤忠は選択肢の1つとして良いと言えます。

また、22時完全退社、110運動(社内の飲み会は、1次会及び10時前で解散)などの働き方改革も実践しており、今後も様々な変化が期待できる会社です。

他の総合商社との違い

・非資源部門と中国事業に強みを持ち、岡藤社長の下、急成長を遂げた商社。

総合商社界のイケメン、丸紅

2018年現在、日本橋にオフィスを構えていますが、建て替え工事が終われば、竹橋に本社を持つ予定の総合商社です。

「副業義務化」なんて噂もされましたが、丸紅の人事によれば、「業務時間の15%を新規事業開発や業務改善に充てることを目標」とした取り組みらしいです。

電力と穀物事業で知られており「電力をやりたければ丸紅へ」と言われています。

電力で言えば、丸紅は総合商社の中でも、電力に最大の強みを持っており、電力プラントの建設や運営のIPPや売電を世界中で展開しています。

穀物事業で言えば、米の穀物メジャーのガビロン社を買収しましたが、経営が芳しくなく巨額の減損を出しました。しかし、農業資材サプライヤーのヘレナ社を買収し、同社の育成に力を入れていることから、「丸紅と言えば穀物」というのは、簡単に揺るぐことはないでしょう。

他の総合商社との違い

・電力と穀物に強みを持つ。特に穀物事業は、M&Aを通じて成長を加速させようとしている。

まとめ

5大商社のまとめ記事のようなものを、今回書かせていただきました。

しかし、私のスタンスはあくまで、実際に現場にいる社員に話を聞いてみるのが、企業理解の最適解であるというものです。

よって、以前私が書かせていただいた記事を参考に、企業研究やOB訪問を通じて、それぞれの企業が持つ特色を理解していただければと思います。

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また、Twitterには、商社マンのリアルを発信するようなアカウントも沢山あります。これらのアカウントを参考に、業界研究をするのも良いでしょう。